●演出 宮田直人(ジャグリング・ユニット・フラトレス)
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演出より
ダンボール三つだけが用意された殺風景な舞台。私もこの『黄昏ワルツ』という台本からイメージされる至極真っ当な舞台設定を、本を読んだ当初から頭の中に思い浮かべていた。~中略~
私は亡き大竹野正典氏に会ったことが無い。そんな私がなるべく想定から外れることを優先しようと思う理由は、“ぼつじゅう”という企画が行われるほど多くの方々に愛されたこの作者は、きっと“演劇”が好きであった。そんな人であったと勝手な信頼を寄せているからである。
宮田直人
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●出演 飛鳥 冨迫晴紀 向井佐和子
2019年12月6日(金)~8日(日) 会場:難波サザンシアター
※公演は無事終了いたしました。
◎稽古風景◎
◎演出◎
宮田直人(ジャグリング・ユニット・フラトレス)
◎キャスト◎
飛鳥
冨迫晴紀
向井佐和子
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(当日パンフレットより)
ごあいさつ
私が大竹野さんの作品に初めて触れたのは6~7才の頃でした。
その頃くじら企画の公演に出演していた母に連れられ、稽古場へ行っていた時です。
当時はまだ幼なすぎて、内容もよく解からないまま、ただ稽古を眺めていました。
しかし、小さいながらも印象に残った台詞があれば、意味もわからず真似していた記憶があります。
その頃からずっと、今現在まで、くじら企画の方々には大切にしてもらっています。まるで、父や母が何人も居るかのようにです。
それを実感する度に、少しだけ成長した自分が、何か親孝行できる機会はないだろうかと思うようになりました。
あれから十数年、やっと脚本の内容が理解できる年齢になり、今回の没後10年記念公演です。
どうにかして参加できないかと、これが恩返しになるのではと、自分なりに考え、行動した結果、何とか今日という日をむかえる事ができました。とても嬉しいです。
が、この日に辿り着くまで、やっぱり色んな人に支えてもらい、愛のあるお叱りを沢山受けました。携わってくださった皆さんには感謝しかありません。
果たして、これが親孝行になったのかどうかは定かではありませんが、今の自分ができる精一杯の公演です。
これからも沢山の人達にお世話になりながら、少しでも前に進んでいこうと思います。
大竹野さん、見守っていてくださいね。そして本日御来場くださった皆様に楽しんでいただければ幸いです。
飛鳥
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◎番外コーナー『ぼつじゅう』漫画◎
出演者の飛鳥さんが【ぼつじゅう】についての漫画を描いてくださいました!
ぜひ読んで下さい。
作・絵…飛鳥
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